KATO旧製品 457系
さきごろKATOから455系475系の製品化が発表されました。ずっと昔に購入したNゲージの457系を思い出して、久しぶりに出してみました。KATOの旧製品、1両ずつバラ売りの時代です。ところが真っ当な走行が出来ない状態になっていて全く閉口しました。そういえばまともに走らないので仕舞い込んでいたのでした。
車輪の汚れを拭き取っても改善せず凹んでいましたが、動力台車を分解してみると台車集電板の軸受部が真っ黒に汚れていました。これではまともな通電は出来ないわけです。
KATO457系の動力車
ピボット車軸の軸受が真っ黒
軸受の内側を清掃するとして、金属磨きといえば思い出すのがピカールです。ですがあいにく手元に無く近所のホームセンターでも買えなかったため、何か代用品を探した時に思いついたのが歯磨き粉。ハミガキの研磨剤でもしかしたら多少磨けるのではないかと思ったのです。歯磨き粉なら家にあるし、ごく少量で間に合うし試してみました。
KATO台車集電板の軸受内側をつまようじと歯磨き粉でこする
歯磨き粉が黒ずんでいることから、スパーク汚れがいくらか除去されてるはず
ハミガキを終えたKATOの旧製品の集電板
完璧ではないものの、ハミガキ前と比べるとずっと綺麗に!
ばらした動力台車を組み直して走行させてみたら、そこそこまともに走るようになりました。
今まで、どんなに車輪を磨いても集電が改善しない旧製品にモヤモヤしていたのですが、少しの手間で復活できる方法を一つ見つけられてホッとしました。KATOからは台車集電板のパーツ販売もあるのですが、現在流通している集電板は古い製品にはつかないらしく、何か良い方法なないかと考えていたところだったのです。ピカールも試してみたいのですが、しばらくハミガキ粉で済ませてしまう気がします。
それから、集電板の清掃と併せてピボット軸の先端も清掃するべきだと思いますが、今回は省略してます。それでも走行性はだいぶ改善したので、車軸側も含めて丁寧に作業すればかなりの効果が期待できそうです。
今回一緒にハミガキをしたKATO165系旧製品
ところで、洗剤のサンポールを使うと集電版が綺麗になると言う情報もネット上に出ています。ハミガキの前に別の車両で試しています。指の汚れなどはきれいに落ちて新品みたいな艶になって気持ちよかったのですが、軸受部のスパーク焦げは落とせませんでした。集電版が綺麗になるので気持ちは良いのですが、今回のようなケースでは通電の復活は期待できそうにありませんでした。やるとしたらハミガキ後にサンポールだと思っています。