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(富士急行撮影5)
<パノラマエクスプレスアルプス風に復元されて運転された富士急行2000系フジサン特急。元は旧国鉄165系。>

寿〜三つ峠で一通り撮影を終えて、再び三つ峠駅に戻ってきた。朝、三つ峠に着いた時に、駅前にうどんの店があるのが見えた。吉田うどんと言うのが存在するのは知っていたけど、今までご縁が無かったから、時間があれば食べてみたかった。だけど、今回は時間がない。次の撮影地に移動するための電車がもうすぐ来てしまう。その電車を見送ると、次の撮影地に間に合わない。列車撮影に出掛けて来ると、撮影ばかりで、ゆったりとした旅の時間は余り取れない。少しさびしい気もするが、今日はパノラマエクスプレスアルプス(の塗装で運転されるフジサン特急)を優先だから仕方ない。列車撮影で全国色々出掛けてきたけれど、地元の名物はすれ違うばかりで、コンビニのおにぎりや惣菜パンばかり食べている。われながら救いがたい性分だと思う。三つ峠駅には駅員がいるので出札口で切符を買って入場。やってきた上り電車はまた6000系電車であった。

<十日市場駅に進入する河口湖行き6000系>

十日市場駅で下車。ホームと待合室のみと言う簡素な駅が集落の隅に位置していた。静かな集落を歩くとすぐに滝のポイントに着いた。思っていた以上に近かった。空はほとんど雲に覆われてしまい、あまりやる気が出る条件ではないけれど、この場所は晴れると光線状態がきついはず。どうかお目当ての列車が来るまででは晴れませんように!と普段とは逆のことを念じながら待つことしばし。パノラマエクスプレスアルプスは無事に曇りの中を通過していった。さて、これで念願の2000系パノラマエクスプレス編成を数回撮影できた。そして天気は下り坂。この天気では、がんばって居残っても良い結果は望めそうに無い。少し早いけど、今日はこの辺にしておこうと思う。

<十日市場駅を後にする河口湖行き>
十日市場駅に戻って上り大月方面行きの電車を待つ。ホームから駅に進入する大月行きを撮影してそのまま乗り込むことにする。その電車は1000系を2本つなげた4連。赤白に塗られたいわゆる「マッターホルン」塗装と、青白の一般色の重連であった。撮影行の最後に面白い編成が撮れたと思う。しかしこの4連の後ろ2両は回送扱いでドアが開かなかった。慌ててホーム前方の車輌に乗り込んだ。この列車も車掌が車内で切符を売っていた。大月までの切符を頼むと、車内補充券で発券された。車内補充券など何年振りだろうか。普段スイカばかり使用し、切符レスに慣れていたので、とても懐かしかった。大月駅でJRに乗り換えるとき、使用済みのはんこを押してもらい持ち帰ってきた。
大月からはしばらく115系に乗って都心へ帰る。この115系を降りると旅の気分も終わってしまう気がする。ipodも持ってきていたけれど仕舞ったままにしておいて、115系のモーター音を聴きながら帰ってきた。

<マッターホルンと一般色の重連。富士急行1000系>


<車内で切符を買うと車内補充券で発券された。>
